築25年の我が家を蘇らせたリフォーム体験記と予想外の発見

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リフォームを本格的に検討し始めたのは、築25年になる我が家の水回りに不具合が目立ち始めたからでした。キッチンの水栓から水漏れが頻発し、浴室のタイルにひび割れが生じるようになりました。最初は部分的な修理で対応していましたが、妻と相談した結果、思い切って水回り全体をリフォームすることにしました。

最初に行ったのは複数の業者からの見積もり取得でした。大手ハウスメーカーから地元の工務店まで、5社に現地調査を依頼しました。提案内容や価格に大きな差があることに驚きました。最も高い見積もりと安い見積もりでは200万円近い差がありました。単純に価格だけで選ぶのは危険だと感じ、各業者の実績や保証内容を詳しく調べました。

最終的に選んだのは、近所で評判の良い地元の工務店でした。担当者の方が非常に丁寧で、私たちの要望をじっくりと聞いてくれました。また、現在の住まいの良い部分は活かしつつ、問題のある箇所だけを効率的にリフォームする提案をしてくれたことが決め手となりました。

工事が始まってから気づいたのは、リフォーム中の生活の大変さでした。キッチンが使えない期間は外食やコンビニ弁当に頼らざるを得ず、食費が普段の倍以上かかりました。また、工事の音や作業員の方々の出入りで、普段の生活リズムが大きく崩れました。特に在宅勤務をしていた日は、騒音で集中することができませんでした。

工事期間中には予想外のトラブルも発生しました。古いキッチンを撤去した際に、床下の配管に予想以上の劣化が見つかりました。これにより追加工事が必要となり、工期が1週間延長され、費用も30万円ほど増額になりました。最初は戸惑いましたが、将来のことを考えると必要な工事だと判断し、追加をお願いしました。

リフォーム完成後の感動は今でも忘れません。新しいシステムキッチンは使い勝手が格段に向上し、料理をするのが楽しくなりました。浴室も広くなり、毎日のお風呂タイムが贅沢な時間に変わりました。特に嬉しかったのは、断熱性能が向上したことで、冬の寒さが大幅に軽減されたことです。

リフォームから1年が経った現在、この決断は正解だったと心から思います。家全体が明るくなり、家族みんなが快適に過ごせるようになりました。近所の方々からも家が見違えるほど綺麗になったと褒められることが多く、嬉しく思います。

この経験を通じて学んだのは、リフォームは単なる修理ではなく、生活の質を向上させる投資だということです。費用は決して安くありませんでしたが、毎日を快適に過ごせることを考えると、十分に価値のある出費だったと感じています。今後も必要に応じて計画的にリフォームを行い、長く愛せる我が家を維持していきたいと思っています。

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