輸入車ほしいという想いが芽生えたのは、友人が乗っているBMWに初めて乗せてもらった時でした。国産車とは明らかに違う乗り心地やエンジン音、そして内装の質感に魅力を感じました。その日から輸入車への憧れが強くなり、いつかは自分も所有したいと思うようになりました。
最初は漠然とした憧れでしたが、徐々に具体的に情報収集を始めました。ドイツ車、イタリア車、アメリカ車など様々なメーカーのカタログを集め、週末にはディーラーを回るようになりました。営業マンの方に話を聞くと、輸入車は確かに魅力的ですが、維持費が国産車より高いことも分かりました。
特に気になったのがメンテナンス費用でした。定期点検や車検費用が国産車の倍近くかかることもあると聞き、月々の維持費を計算してみると想像以上の金額になりました。また、故障した時の部品代や修理費も高額で、輸入車ほしいという気持ちと現実的な問題の間で悩む日々が続きました。
転機となったのは認定中古車という選択肢を知ったことでした。新車は手が出ませんでしたが、3年落ちの認定中古車なら何とか購入できそうでした。メルセデス・ベンツの認定中古車を扱うディーラーを訪れると、状態の良い車両が多数展示されていました。保証も充実しており、新車に近い安心感がありました。
最終的にCクラスの中古車を購入することにしました。走行距離3万キロ、外装・内装ともに美しい状態の車両でした。価格は新車の6割程度でしたが、それでも国産車の新車が買えるような金額でした。ローンを組むことになりましたが、輸入車ほしいという長年の夢を叶えるためと決断しました。
納車の日は本当に嬉しかったです。ハンドルを握った瞬間の感動は今でも忘れません。加速時のスムーズさ、高速道路での安定性、そして静粛性は期待以上でした。運転することが楽しくなり、休日のドライブが趣味になりました。
購入から1年が経ちましたが、維持費は確実に国産車より高いです。ガソリン代はハイオク指定なので月に数千円の差があります。6ヶ月点検では予想していたより高額な費用がかかりました。それでも輸入車ほしいという夢を実現できた満足感は大きく、後悔はありません。
この経験を通じて学んだのは、輸入車購入は感情だけでなく、しっかりとした資金計画が必要だということです。憧れだけでは続けられません。しかし、適切な準備をすれば、輸入車との素晴らしいカーライフを楽しむことができると実感しています。